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こんにちは、としぶんです(@toshibunbun)。
ツイッターをしていると、さまざまな方からリプを頂きます。
「いい旦那さんですね!」
「奥さんがうらやましい!」
なんて言われることもありますが、わたし自身はまったくそのように思っておりません。
というのも、わたしは長い間、妻との離婚を決意していました。
妻との生活やサポートはこれ以上無理だと考えていて、何かのきっかけがあれば離婚しようと思っていたのです。
そのためツイッターで時折、
「今後も奥さんのことをしっかりと支えてあげてくださいね!」
なんてリプをもらうと、今でも
「今が精一杯なので先のことは分かりません」
と答えています。
これはイヤミでも何でもなくホンネなのです。
今では妻との離婚については考えなくなりましたが、もしもまた躁うつの状態がひどくなった時には、また離婚を考えるかもしれません。
この記事を読んでいる人から「それはひどい」と言われるかもしれませんが、二度の入院時はかなり大変でしたから、あの状況で支えていく自信は今でもありません。
ただそのような状況にならないように、日々家事を手伝ったり、精神的なサポートをしたりするようにしているのです。
双極性障害のパートナーとの離婚は多いんじゃないかな
双極性障害のパートナーとどれくらいの割合で離婚されているのか、それはわたしは理解していませんが、相当多いんじゃないかなと思います。
わたしは以前にこのブログ記事でも書いていますが、「離婚したい」という話は躁転時に妻から何度もされています。
調べてみると、どうやら躁転時の別居や離婚話は多いようですね。そのような内容の記事を多く見つけることができました。
双極性障害の躁転時には、暴言が本当にひどくなりますから、正直その状況で離婚話を切りだされると、承諾してしまうでしょう。
妻も大声を張り上げながら「離婚する」と何度も言いました。
わたしは「じゃあ、今すぐ役所に行って手続きしよう!」と売り言葉に買い言葉で言い返しました。
わたしも双極性障害に負けないくらいのハイテンションで切り返したものですから、妻もその圧力に屈して(笑)そこで病院に行く決心をしてくれたのです。
双極性障害のパートナーと離婚せずにうまくやっていく秘訣は「病院に受診すること」「薬を飲むこと」これしかないっ!
双極性障害の人を支えているパートナーが書いたブログや記事を読んでみると、本人が病院に行ってくれないというのを多く見かけます。
これは本当に理解ができます。
わたしの妻も病院には「絶対に行かない」と言って聞きませんでした。
たまたま良かったのか、悪かったのか、わたしが妻にブチギレして双極性障害以上のハイテンションとなったことで病院に行く決心をしてくれましたが、これが結果的には良かったと思ってます。
わたしは前職が主任ケアマネで、精神科の関係者に知り合いが多く、妻の症状はいろんな人に相談していました。その相談の中で、
「絶対に病院に行くべき」「それぐらいの症状なら入院レベル」
とアドバイスを聞いていたのも良かったですね。わたし自身が妻を病院に連れていく決心ができましたから。
どう考えても双極性障害の症状がひどい場合、精神科の先生からの指示がなければ適切な判断ができません。
逆に言いますと、きちんと通院ができて薬を飲んでいけば、少しずつですが症状は良くなっていきます。
もちろん妻は既に初発から7年ほど経過した今も薬を服用し、一日に睡眠を15時間~20時間、とても働ける状態ではありませんから、良くなっているといえども本人の辛い状態には変わりありません。
それでも入院時と比べるとはるかに良くなっていますから、やはり病院に受診できているのも、しっかりと薬を飲んでいるのも、正解だと感じています。
離婚を決断しなかったのは子供たちのおかげ
何度も言いますが、わたしは妻のサポートを精一杯やっているつもりですので、これ以上のことはできません。
だから「頑張ってください!」と言われると、これ以上頑張れないのが本音です。
それでも離婚せずにやってこられたのは、子供たちのおかげだと思ってます。一番大変だと感じている時期に子供がいなかったら、間違いなく離婚していたと思います。
子供たちにとっては、お母さんですからやはり家から追い出すようなことはできませんでした。
だから子供たちが我が家にいる間は、妻と離婚することはないように思います。分かりませんけどね。
でも小さな子供がいて、ご主人さんが躁転して暴れているようなご家庭であれば、子供のためにも離婚したいと考えている人もおられるでしょう。
我慢に我慢を重ねているパートナーもいるに違いありません。
なのでわたしには離婚しないのが正解だとは思いません。
双極性障害の人には支えるサポートが必要。でも・・・。
でも間違いなく言えることは、双極性障害をはじめ精神疾患を抱える人には誰かしらサポートがいるということ。
ただわたしは次のようにツイートしています。
いま躁うつ病の妻は
— としぶん😊躁うつ病(双極性障害)の妻をサポートする主夫Webライター (@toshibunbun) April 6, 2019
完全にうつ期#うつ病
調子の波を見ると
基本はうつ期が
多いですね
このうつ期に
無理をすると
確実に躁転します#双極性障害
なのでやはり周りの
サポートが
大事なんだと😊
でも正直難しい
調子の波って
本人しか分かんないから
サポートの正解って
何なんだろね😄
サポートって簡単ではありません。
人は簡単に「奥さんを支えてあげてね」と言いますが、「分かりました」と簡単に返事はできないのです。
恐らくこの心の葛藤はまだまだ続くのかもしれませんね。「これが正解」というものが見つけられることができたら、葛藤はなくなるのでしょう。
ただ妻との接し方において、ひとつのモットーを持っています。「温かく無関心」というもので、これはわたしの心のよりどころともなっています。
この接し方を覚えていなければ、わたしはかなり疲弊していただろうと思います。
詳しくは過去記事をご覧くださいね。
何かしらご意見がありましたら、わたしのツイッターアカウントをフォローして(@toshibunbun)、リプくださいね。