こんにちは、としぶんです(@toshibunbun)。
このようなご質問を頂きました。
奥様のケアをするにあたり、としぶんさんご自身の精神状態がヤバいな…と感じた事はありますか?
その場合はどのようにして乗り越えたのですか?
また、日頃メンタル面で気をつけている事はあれば教えてください。
順番に答えていきたいと思います。
妻のサポートで自分自身の精神状態がヤバいな…と感じた瞬間
妻のサポートをしていて、
「これは無理だわ」
と思った瞬間は何度かあります。
躁転してまったくこちらの話が通らなくなったときには、自分の精神状態ももたないと真剣に感じました。
当時の心境についてはこちらに記事にしています。
ある意味、その状態になられるのが怖いからサポートしているということもあるかもしれません。
「それは病気だから仕方がない」という意見もあるかもしれません。
あるいは「病気の理解が足りないんじゃないか」とおしかりを受けるかもしれません。
でも「話が通じない」「暴れる」「叫ぶ」「眠らない」という状態を完璧に理解するなんてできません。
病院に入院してもらうしか頭にはありませんでした。入院しなければわたしが崩壊していたと思っています。
その状況をどのようにして乗り越えたのか
わたしのことを「強い」とおっしゃる人がいますが、わたし自身は弱い人間だと感じています。
妻が躁転したのは何度かありますが、「もう逃げ出したい」と思うのが本音です。
でもさすがに子供を置いて出ていけませんから、そんなことはしませんが。
やはり医療の支えがあることがわたしには大きいです。
入院先の病院は歩いて5分ほどのところにあります。それだけ近くに病院があり、何かあったときには入院させてくれるというのは、わたしにとってもものすごく頼りになる存在です。
妻のお母さんは、妻をしっかりとサポートせずに入院させることについて、わたしを責めました。
「なぜあなたがサポートしないの?」
「ゆっくりしていれば治るのに!」
残念ながら、妻のお母さんはわたしの理解はしてもらえていません。子供である妻のことを思う気持ちは理解できますが、妻の病気についても理解していないことが分かります。
でもわたしは病気のサポートの根本にあるものは医療だと考えています。
だから妻の状態が悪くなれば病院にいき、必要であれば入院させてもらいます。薬を飲まなければ妻に注意しますし、通院は欠かさず行います。
わたしがサポートできているのも、辛い時期を乗り越えられたのも病院のおかげだと思っています。
サポートしていて日頃のメンタル面で気を付けていること
わたしは神でも仏でもありませんから、ストレスも自分が倒れることも嫌だと思っています。
その中で、「温かく無関心」という関わり方を見つけて、これが一番ストレスにならない関わり方だと感じています。
「冷たい」「理解されてない」と言われるかもしれませんが、それはサポートしているわたしも日々感じていることです。
周りからまったくサポートの辛さを理解されません。もちろん本人からも理解されることはありません。
わたしはサポートしている立場ですから、辛いのは病気の本人だという事は理解しているつもりです。
なので自分自身でストレスのコントロールをするしかないと考えています。
たびたびツイートもしていますが、毎朝ウォーキングすることも、休日の買い物途中に一人でマクドに入ることも、フリーランスをしていることも、一人の時間を大切にしていることも、すべて自分のためです。
そういう楽しみをたくさん持つ。それが自分のストレス解消法だといえます。