こんにちは、としぶんです(@toshibunbun)。
ツイッターでフォロワーさんが増えてきている中で、わたしのように双極性障害のパートナーをしている人から相談を受けることも増えています。
その中で多いのが「パートナーは寝てばかりなのですが、としぶんさんの奥さんはどのように過ごされていますか?」というものですね。
わたしはツイートにも妻の様子をお伝えしていますが、1日に15時間~20時間寝ていることが日常的となっています。
周りから見るとこの状況がいいのか悪いのか、なかなか判断つかなのだと思います。
「双極性障害の人は寝てばかり」という内容で、あくまでわたしの見解ではありますがお話していきます。
躁うつ病の妻は寝ていることが多いです
わたし自身は、妻の双極性障害を悪化させない生活習慣の一つに「睡眠」があると考えています。
わたしの妻は双極性障害で二度の入院をしていますが、一度目の入院ごと二度目の入院後では妻自身も考え方を改めています。
よく健康的な生活に「睡眠」「食事」「適度な運動」と言いますが、その中でも気を配っているのが睡眠です。
睡眠をうまく取れないと食事も取れなくなりますし、適度な運動なんでまったくできないからです。
特に一度目の入院も二度目の入院も、入院が決定的になったのが睡眠であり、不眠が続いたことで躁転していますからこの部分には妻もわたしも注意しています。
昼間に寝すぎると夜眠れないのでは?
確かに昼寝をし過ぎると眠れないといいますよね。
妻は一度の睡眠で15~20時間眠るのではなく、夜は早めに寝て朝は早く起きて子供のお弁当を作ります。
そこで一度電池切れを起こしますから、子供を学校に見送ったあと、そこから二度目の眠りに入ります。
そこでしっかりと眠って、子供の帰宅に合わせて対応できるようにしているんです。
しかしこの生活リズムは二度目の入院後からしているもので、入院前は「夜しっかりと眠れるように昼間は起きておく」という生活をしていました。
でもこれでは、朝の電池切れの負担を回復させることができず、結果的に頑張りすぎてしまうことになります。
電池切れを起こしたり、負担になりすぎるくらいなら寝た方がいいだろうと、現在の生活リズムになりました。
ほかの人からすれば、朝のお弁当作りは適当にすればいいのではないかという意見もあるのですが、ここは本人のこだわりで子供に対してしっかりとお弁当を作ってあげたいんですね。
お弁当を作って、子供の帰宅後も対応できるようにするには、昼間もしっかりと眠ったほうがいいという結論に至ったのです。
本人が負担に感じすぎないようにするのがいいのか?
医学的な根拠でわたしも話をしている訳ではありませんので、 寝すぎるということに関しては、何ともいえません。
双極性障害はうつ病とは違って、基本的にテンションが上がらないような薬を服用し続けています。だからおおむねうつ状態で安定していることが多いんですね。
ということは双極性障害の治療中の人は、活発に行動することは難しいのではないかと考えています。
とはいえ、妻の場合は子供のお弁当を作ることは生きがいを感じていて、どれだけ辛くてもそれだけは行います。だからそれができるようにうまくサポートする必要があるのかと考えています。
結果的には今のところリズムよく生活できているのではないかと思っています。
食事はしっかりと摂っていますし、適度な運動としては動ける範囲で買い物に行ったり、ストレッチや体操をしています。
まだまだ無理はできない状況ですから、こんな感じで「良し」だと思っているのです。
双極性障害のパートナーをサポートしている人に
わたしが偉そうに「このようにサポートすればよい」というものはまったくありません。
わたしの妻もいまはこのような生活で安定していますが、またいつ何時躁転するか分かりませんから、支え続けていけるのかすら分かりません。
ただこの病気は人によって症状や状況は違うんだなということを感じています。
周りの人たちから「こうすればいい」「わたしはこうして治した」そんなものはたくさん聞きました。
でもそれらの対処法がばっちりハマったなんてことはありませんでした。その情報が嘘だとは思いませんが、やはり人それぞれなんだと思っています。
わたし自身は、周りからのこのような情報に振り回されることなく、病院の主治医と相談しながら、しっかりと薬を服用し治療していかねばならないと思ってます。
そしてわたしはこれからも睡眠を第一にサポートしていくつもりです。