こんにちは、としぶんです(@toshibunbun)。
会社を退職するときって、引き止める人がいることが多いですよね。
これはわたしも双極性障害の妻にも経験があることです。
まあ引き止められることは光栄でもあるのですが、少々引き止め方に難がある人がいませんか。
「逃げるのか!」「今辞めるとお前は逃げたことになるぞ!」
やたら「逃げる」という言葉を使う人がいます。
「逃げる」という言葉ではなくても
「甘えている」「怠けている」「たるんでいる」「忙しいの分かってるでしょ」
なども同じように用いられています。
この「逃げる」という言葉はハッキリ言いますと
- 引き止めの言葉ではない
- 卑怯(ひきょう)な言葉である
そのように思っています。先日のツイートにもこのように記しました。
「逃げるのか」の本当の意味
直接的に「逃げる」という言葉を使われないにしても、このような意味合いで引きとめられたら良い気がする人は間違いなくいませんよね。
恐らくこれは考えれば分かることです。
誰だって逃げ出すことに良いイメージは持ちません。退職するということになれば、人手不足で迷惑をかけてしまうという負い目が多少なりともありますから、この言葉は心に刺さってしまうんです。
それを承知で言っていることですから、これを言えば辞めないだろうと思っているのか、はたまた嫌みのつもりで言っているのか、そのあたりだと考えます。
だからやはり「卑怯だ」と思わずにはいられません。
「逃げ」ではなく「攻め」だと考えよう
私は退職する際に「逃げるのか」と言われれば、そんなことは聞き流して「攻めるために退職するんだ」と考えるようにすればいいと思います。
仮に精神疾患で辞めざるをえない人であるならば、この病気を克服する使命がある訳です。
だから「攻めの退職」だと自分に言い聞かせることが肝心です。
そもそも「逃げる」というのであれば、「逃げられるような会社が悪い」「逃げられるようなあなたが悪い」のです。
会社を辞めたらお金に困るかもしれません。
でもそんなところで働いていたら、いつまでたっても治る病気も治りませんからね。
精神疾患の理解がまだまだ足りていない
「逃げる」なんて言われるのは、そもそも精神疾患に対する理解がないからですよね。
心の甘えがあるからうつ病になるんだ、なんて人が未だに多いですからね。
仮に末期がんの人が、「病気の治療のために退職します」って言ったら、誰も「逃げ」なんて言わない思うんですね。
病気を比較することはもちろんできませんよね。この病気のほうが大変みたいなことはいえないはずです。
もういい加減に精神疾患は「心の病気」ではなく「脳の病気」とはっきりしておくべきです。
「心の風邪」なんていうから、ちょっとゆっくりすれば治るように思われてしまうのです。