躁うつ病という病気

物事のとらえ方を調整するにはどうすればいい?双極性障害の妻が取り組んでいる3つのポイント

こんにちは、としぶんです(@toshibunbun)。

妻が躁うつ病(双極性障害・双極性)になり、10年近くになりました。

サポートしている中でとても強く感じていることがあります。

それは「物事のとらえ方」。

妻には私にはない物事のとらえ方の「クセ」があります。

この特徴を自分で自覚し、少しずつ調整することが躁うつ病をはじめ精神疾患の人が改善を目指すためにとても重要だと感じています。

わたしは医者ではありませんので、あくまで一つの考え方にすぎませんが、物事のとらえ方を調整する意義って妻にとってはとても大きいものになっているのは確かです。

みなさんはこんな物事のとらえ方ありませんか?

  • 人の話はしっかりと聴かないといけない
  • ツイッターでリプがあると絶対に返事しないといけない
  • 自分の許容量以上に頑張ってしまおうとする

もし今、妻のように躁うつ病だったり、うつ病や別の精神疾患の人であれば、このような考え方のクセを持っている人って多いように感じます。

わたしの妻にもばっちり当てはまっています。

先日、このようにツイートしました。

自分の許容量が100なのに120やろうとして潰れてしまう。

これはまさにわたしの妻の典型的な物事のとらえ方でした。

わたしはこの病気の改善を目指すうえで、このような物事のとらえ方や思考パターンを調整することがとても大事なことだという考えを持っています。

治療に大切な『物事のとらえ方の調整』

  • 病院で治療を受ける
  • 薬をしっかりと飲む
  • 必要な休息をとる
  • 物事のとらえ方を調整する

一般的に双極性障害をはじめ精神疾患って、改善を目指すにはこの4つが大事だと言いますよね。

妻もしっかりと取り組んでいることですし、どれが欠けてもダメであることはとても認識しています。

わたしはその中でも「物事のとらえ方を調整する」ことってとても重要な役割を担っていると思うんですね。

例えば「病院へ行こう」「薬を飲もう」「休もう」と考えて行動することって、自分自身の思考パターンによって大きな影響を与えます。

もちろん病気によってネガティブに捉えてしまうということもあるのですが、「物事のとらえ方」って自分自身で少しずつ調整しなければいけないように感じているんです。

妻が取り組んできた「物事のとらえ方を調整する」方法

自分の行動や考え方を振り返ってみれば、人間関係や仕事などにおいて、焦ってしまって不安になったり、イライラしてしまったというようなことがありませんか?

あるいはモヤモヤしたり、手につかなくなったり…。

妻もそのようなことがたくさんあります。

妻の言動や行動からは、わたしからみて「物事のとらえ方を調整する」必要があるように感じる場面がたくさんあったんです。

でも妻は少しずつ調整しました。

順番にご紹介しましょう。

①誰かに助けてもらう

妻はわたし「としぶん」を大いに活用することを始めました。

それまでは「自分が頑張ればよい」と考えていました。でも抱えすぎることはよくありません。

家事をはじめとして、わたしができることは無理して自分でやらないようにしています。

わたし自身も妻の物事のとらえ方や思考パターンについて調整が必要だと考えていたので、まずは負担となるものから離れられるようにサポートしているんです。

周りに誰も助けてくれる人がいないという人でも、病院の先生や福祉のスタッフなどがいると思いますし、ツイッターでも心の支えになる人がいるかもしれません。

そのような「誰かに支えてもらおう」と積極的になることって大事なように感じます。

②負担となるものは避けるようにした

妻がストレスになるというものを極力かかわることがないようにしました。

例えば「近所の人」「スーパーの嫌な店員」「気を遣う美容院」など些細なものから。

こういう身近なものを避けるだけでも、ずいぶん気持ちはラクになっているように感じます。

近所の人に合わない時間に買い物に行ったり、嫌な店員さんがいる店や時間は避ける、美容院を変えてみるなど。

こんなものは何も我慢する必要はありませんしね。

またFacebookなど負担となるSNSもやめました。

どうしても友人の投稿をみると「いいね」を押さなければならない気持ちになってしまうからです。

みなけりゃ、「いいね」を押す必要もありませんしね。

③病院での治療は絶対に必要

病院の治療を受け続けることや薬を飲み続けることは絶対に欠かせないものだと感じています。

なかなか良くならないと、「必要あるのか?」という気持ちにもなるのですが、病気で困った時にはやはり病院に助けてもらわなければなりません。

なので妻も欠かさず治療に通い、薬も忘れずに飲むようにしてます。

妻は今では一人で通院に行ってますが、長い間、わたしが付き添いをしていました。

本人が普通に通院に行けるようになるまでは、付き添いなどのサポートは必要かもしれませんね。

わたしは一緒に散歩に出かけるような気分で、病院に付き添うようにしてました。

サポート側が負担にならないような取り組みも、本人の物事のとらえ方を調整するには必要なことかもしれません。

まとめ

物事のとらえ方って、長い間、生きてる中で染みついたものですよね。

周りから「変えろ!」って言われたからって、すぐに変えられるものではありません。

でも妻自身が生きていて辛いのであれば、辛くならないように自分が変わらねばならないと思いますし、サポートしているわたしも変わる必要があると感じています。

わたしも頭が固いですが、できる限り柔軟になろうとしてきました。

そうできるほうがラクなんだな。そう感じるようになりました。

妻も少しずつ自分を変えることで、生きやすくなってきたんじゃないかと感じるんです。

ABOUT ME
としぶん
妻と子供二人で生活している旦那。 会社を退職し、躁うつ病の妻をサポートしながらフリーランスとして働いています。主任ケアマネ、社会福祉士、介護福祉士の経験を活かして、現在はライティングやコンテンツ作成、WEB集客コンサルとして活躍しています。 妻には悪いけど、ストレスを抱えていることが多くある。 うまく吐き出すためにこのブログを始めました!
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