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こんにちは!としぶんです(@toshibunbun)。
わたしは
双極性障害の症状で苦しむ
妻をサポートしていて、
「としぶんさんだからサポートできる」
「としぶんさんに使命があるから…」
などと、言われることがあります。
確かにそうかもしれない。
でも、そう言われてしまうと、
もう何も言えなくなります。
辛いことは辛い
我慢しなくていい🌈もっと大変な人が
いるから…
なんて言ってたら世界にはたくさんの
大変な人がいるしね辛いときに辛いと
言えないのが
一番辛い辛い感情は誰かと
比較なんてしなくて
いいですよね😊— としぶん😊双極性障害(躁うつ病)の妻をサポートする主夫Webライター (@toshibunbun) April 10, 2021
わたしは神に選ばれた訳ではありません
精神疾患のパートナーを持つことは
使命があるからなのでしょうか?
神から選ばれたのでしょうか?
わたしは妻の病気を受け入れるのに
何年もかかりました。
それまでは逃げてました。
悪く言えば、
受け入れるしかなかったから
受け入れたのかもしれません。
何となく妻中心の生活となり
その生活が当たり前のように
なっただけかもしれません。
わたしは生活の中での気づきを
Twitterで情報発信してますが、
だからといって
悟りを開いたわけでは
ないのです。
受け入れられない気持ちは理解できるんです
Twitterをみていると
妻と同じ病気を持つ方から、
「家族に理解されない…」
「夫に冷たくされる…」
などと言ったツイート
をよく見かけます。
ご相談をいただくこともありますが、
本音を言えば、
わたしは冷たくしている側の
人間でした。
理解していない側の
人間でした。
いや、今でも受け入れたと
言い聞かしているだけで、
本当はまだ理解してない側の
人間かもしれません。
だから、
受け入れることができない方の
理解ができるのです。
それだけギリギリだということ。
同じ立場であれば、
「ギリギリなんだろうな」と
感じることは少なくないんです。
だからわたしはこの言葉を言われたくない!
「としぶんさんだからサポートできる」
「としぶんさんに使命があるから…」
励ましでしょうか。
あるいは慰めでしょうか。
どちらにおいても
わたしのような立場の人に
いうべき言葉ではないと思ってます。
恐らく病気の本人であれば、
「病気になって良かった」と
思える人はいないでしょう。
とても辛い病気ですから。
仮に生まれ変われるとしたら
次は精神疾患は嫌ですよね。
同じように
サポートする側も
病気を望んでいるなんて
絶対にないんです。
誰にも変わってもらえませんからね。
だから、
「としぶんさんだから…」とか
「あなたの使命だから…」
って言葉、
正直しんどいんですよ!
イライラしますし。
モヤモヤしてしまうことが
多いのです。
サポート側のサポートは絶対に必要です
わたしはやはり
妻を診ていただいている
病院の存在がありがたいです。
「何かあればすぐに連絡してください!」
というスタンスですから。
本当に何かあれば、
すぐ受け入れてもらえます。
安心ですよね。
妻は利用していませんが、
訪問看護やヘルパーの利用、
カウンセリング利用など、
さまざまな支援がありますよね。
こういうのホント大切です。
わたし自身は病院の存在がなければ
たぶん逃げ続けたように感じます。
サポートするのに正論はいらない
Twitterをみていると、
疾患をお持ちの方の状態は
さまざまであることが分かります。
- そばに居てくれるだけでいい
- ひとりにしてほしい
- 家事を少しでもやってほしい
- ゆっくり休ませてほしい
このように、望んでいることには
少しずつ違いが感じられます。
サポート側には、
その気持ちをうまく理解できる人もいれば
うまく掴めない人もいます。
うまく掴めないのにも関わらず、
「パートナーだから受け入れて当然」
と言われると本当に苦しいのです。
確かに夫婦であれば、
受け入れることは当然かもしれません。
でもこの病気は
本人でもコントロールできない
波があります。
本人でもコントロールできないのに
それをうまく受け入れることは
とても難しいことです。
だからこそ受け入れ方は
さまさまあると思いますし、
正論なんてないんだと感じます。
病気の本人もサポートしている人も自分やお互いを責めない方がいい
少なからずわたしは
「私のせいで妻は病気になったのかも」
という思いがあります。
「あなたのせいだ」とリプで
責められたこともあります。
妻も自分を
責めていることがあります。
ひょっとして私に対して
悪意を持っているかもしれません。
まあでも、自分を責めたり
お互いを責めることは
良いものが生まれることはないですね。
それがわたしの実感です。
やっぱり「使命があるから」なんて言われたくない!
こういう記事を書くと
疾患のご本人から
「パートナーに申し訳ない
気持ちでいっぱいです」
といったリプを頂きます。
でもわたしはそのような言葉が
欲しいわけではありません。
みなさんのパートナーに
そのような思いを抱く必要も
ないと思います。
ただ、周りの人から
「使命だ」とか
「あなただからできること」といった
慰めにもならない言葉はいらないと
思っているのです。