躁うつ病という病気

精神疾患が「理解できない」!サポート側が受け入れるにはどうすればいい?

こんにちは!としぶんです(@toshibunbun)。

いつも精神疾患のパートナー側の視点から、わたしの考えについてお伝えしていますが、先日このようにお伝えしました。

パートナーが精神疾患の本人とうまく生活していく秘訣のひとつに「受け入れること」が大切だと思っています。

ただこれは、「理解する」ということとは、違う側面を感じています。

このようにもツイートしています。

精神疾患ご本人であればショックかもしれませんが、精神疾患のすべてをパートナーが理解するのは、無理だと考えています。

これは、10年ほど妻をサポートしている、わたしが実感していることです。

精神疾患を「受け入れる」ということと、「理解する」ということを、あくまでわたしの視点で捉えていきたいと思います。

パートナーはなぜ精神疾患を理解できないのか

精神疾患のパートナーをサポートする場合、「どのような病気か」と理解するよりは、「どのような症状で困っているか」という理解が必要になります。

例えば、妻のように双極性障害の場合、「躁とうつを繰り返す病気」「うつ症状の時期が長い病気」などといったことが、「どのような病気か」という理解だと思います。

しかし、これを理解しているだけでは、サポートはまったくできません。

精神疾患の本人が求めているのは、多くの場合、症状を理解してもらって、その症状に合わせたサポートをしてほしいということ。

例えば、「外出が難しいので買い物に代わりに行く」という行為は、症状を理解したうえでのサポートになります。
でも、買い物に行ってもらうことができなければ、「理解してもらっていない」と感じてしまいます。

恐らく「理解してもらえない」「理解できない」という相互にある食い違った感情は、ここにあるのだと感じています。

サポート側からすれば病気を理解しているつもりでも、本人の症状を理解していないのでうまくサポートができないのです。

精神疾患のすべてをパートナーが理解するのは無理だという理由

では「症状に合わせたサポート」がなぜうまくできないのでしょうか。

それは、間違いなく「本人ではないから」です。

ご本人からすれば体調のこともあるので、「言わなくても察してほしい」と考えてしまう気持ちは分かります。

しかし、わたしの妻のように、体調が悪くて横になっていることが多い場合、何を察すればいいのかさえも分からないものなのです。

そのような中で、ご本人が無理して家事をしていれば、パートナーからすれば「できるじゃん!」と思うかもしれません。

わたしの妻は体調が悪い時に頑張って家事をすると、しんどいせいもあって無口になり、怖い顔をして家事をしています。

わたしはこのような時には、休むように声かけしたり、手伝ったりしていますが、「できるじゃん!」と考えたパートナーなら手伝わないこともあるでしょう。

むしろ「なんで不機嫌なんだろう…」と感じてしまうことによって、パートナーに近づかないようになるかもしれません。

そうなると、精神疾患のご本人はさらに「理解してもらえない」となってしまいます。

でも、「できるじゃん!」というパートナーからすれば、何が理解できていないのかすら、まったく分からないのです。

としぶんも妻の病気を理解していない!?

わたし自身は理解している風にツイートしているように思われますが、わたしの妻からすれば「理解してもらっていない」という部分は多いのではないかと感じています。

それは、わたし自身が気付いていない部分があるだろうからです。

みなさんのツイートをみているとパートナーに対して、「○○をやってもらえない」「○○ぐらいしてくれればいいのに」というものを多く見かけます。

そのようなツイートを見て、「ああ、妻も同じように考えているんだろうな」って感じるようになりました。

すべてを気付いてあげることは無理なのです。

「受け入れる」とは「本人の病気をそのまま受け入れる姿勢」

ただ、あくまですべてを理解できないだけであって、少しずつ「このようにサポートすればうまくいくんだ」と学んでいくことは可能だと思っています。

わたしも妻の初発から10年ほど経過して、ようやくこうすればいいんだ、こう考えればいいんだというものが見えてきました。

そこで大切なのが、「受け入れる」ということです。

「受け入れる」とは「本人の病気をそのまま受け入れる姿勢」だと考えています。

極端な話、精神疾患のご本人からすれば、「双極性障害は躁とうつを繰り返す」「うつ症状の時期が長い」なんて理解は、それほど日常的には必要ないですよね。

それならば、

「朝は体調悪いから、朝食の用意をしてほしい」
「買い物には行けないから、代わりに行ってきてほしい」
「週末はゆっくりと寝させてほしい」

などといったことを積み上げていけばいいのかと思うようになりました。

この積み上げこそが、パートナーとして必要な姿勢だと感じて、わたしはそこからうまくいくようになったのです。

パートナーが病気を受け入れた先にあるもの

わたしは夫婦であるならば、まずは「本人の病気をそのまま受け入れる姿勢」、つまり「受け入れること」が必要だと感じています。

受け入れることができなければ、すれ違いばかりで、そこから先に進めないからです。

進んだ先には、どのような未来が待っているのかは分かりません。

少しずつ精神疾患のサポート方法が理解できるようになって、うまくいくようになるかもしれません。

自身のサポート方法が少しずつハマってくると、自分の時間を持てるようになり、自分を中心に置いた生活ができるようになります。

わたしは先日「なぜ、としぶんさんは我慢ができるのですか?」とご質問をいただいたのですが、わたし自身、我慢しているような感覚はまったくありません。

なぜなら、妻をサポートしながら、自分のやりたいこともできるようになったからです。

負担となっている仕事も辞め、フリーランスとなって伸び伸びと働けるようになり、生活にメリハリができるようになりました。

これは、妻の症状を受け入れることができたからだと思っています。

ただ、離婚のようなことがあるかもしれません。

わたしも妻が躁転したときに離婚を切り出されました。役所にいく寸前でしたから、離婚していてもおかしくなかったと思います。

サポート側がサポートに苦しくなって、離婚を切り出すようなことも多いと思います。そのような気持ちも、わたしには理解できる感情です。

進んだ先にどのような未来が待っているのかは分かりませんが、いずれにしても、パートナー側には「受け入れること」が大切だと感じます。

受け入れないまま放置してしまうと…

受け入れないまま放置してしまうケースも多いと思います。

でもそれでは、夫婦お互いにとってつらい日々になるように感じます。

精神疾患の本人からすればどうしようもない毎日、パートナーにとっても居場所のない家庭になってしまいます。

わたしも妻が精神疾患になってから最初は、そのような状態でした。

すこしでも前に進んでいきたい、そう考えているのであれば、わたしはまずパートナーに向き合って、受け入れることから始めることをおすすめします。

ABOUT ME
としぶん
としぶん
妻と子供二人で生活している旦那。 会社を退職し、躁うつ病の妻をサポートしながらフリーランスとして働いています。主任ケアマネ、社会福祉士、介護福祉士の経験を活かして、現在はライティングやコンテンツ作成、WEB集客コンサルとして活躍しています。 妻には悪いけど、ストレスを抱えていることが多くある。 うまく吐き出すためにこのブログを始めました!
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