躁うつ病の妻との生活

うつや躁うつ病はなぜ身近な家族が理解できないのかサポートしている私が考えてみた

こんにちは、としぶんです(@toshibunbun)。

わたしは現在で約7年ほど、躁うつ病(双極性障害・双極症)の妻のサポートをし続けています。

先日、このようなツイートをしました。

躁うつ病の妻にできる
最大のサポートは
休ませてあげること

そう思ってます。

しかも
気兼ねなく休める

これが絶対に必要です。

家族も本人の治療の
パートナーであることを
理解することが大事。

わたしは通院や入院に
関わることでそれが
理解できました。

https://twitter.com/toshibunbun/status/1185052698300669952

「なんでできないの?」
「いつまで寝てるの?」

など、家族がなかなか理解してくれないという状況をよくお聞きします。

この状況にどのように対処すべきか、サポートしているわたしの視点で考えたいと思います。

家族でも疾患のことは理解できない

こんなことをいうと、精神疾患の人がショックを受けられるかもしれませんが、精神疾患を理解することは相当難しいということ。

これはサポートしているわたしが実感していることです。

わたしも以前は妻に対して、心の奥底で「怠けてる」と思っていた時期があります。

「病気を理解していない」と言われればその通りなのですが、躁うつ病に起きる「うつ」と「躁」の状態を疾患でない人が理解するのはかなり難しいように思うんです。

テンション高かった人が、急にテンション低くなるわけですから。

だからツイッターで「家族に理解してもらえない」というツイートを見ても、正直のところその家族の思いもわたしは理解できます。

とはいえ、一歩進む必要があると思っていて、わたしは次のような行動にでました。

自分が変わればみんなが変わるということ

以前まったく妻の症状を理解していなかったわたしが、なぜ今はサポートできているかというと、妻を理解しないと家族がギクシャクするようになったからです。

「妻がツライ症状」→「わたしが理解しない」→「妻がイライラ」→「子供もイライラ」→「みんなイライラ」

簡単にいうとこんな感じです。

この上の矢印で、もっとも簡単に改善が図れるとしたら、間違いなくわたしですよね。

「妻がツライ症状」→「わたしの理解」→「妻はボチボチ」→「子供はのんびり」→「みんなほっこり」

まあこんな感じになります。

でも理解できない状態で、すぐに理解できるわけはありません。

そんなときにわたしはあることを実行するようになりました。

精神疾患は休ませてあげることが最大のサポート

頭では病気のことがなかなか理解できなかったので、まず行動にうつそうと考えました。

わたしは少なくとも「怠けている」と感じたことがありましたが、起きれない日があまりに多いので、「本当に起きれないのだ」と考えるようになりました。

そこで

もう、思いっきり怠けさせてやろう!

と考えたのです。

「怠ける」という言葉は良くない言葉かもしれませんが、あまり本人の体調に一喜一憂せずにそっとしておこうと思ったのです。

そしてわたしができる範囲の家事をするようにしました。

といってもほぼすべての家事をわたしは関わっています。

そうなると妻も「ゆっくりできる」という意識が働き、逆に動けるときには家事ができるようになりました。

すると家族みんなにも笑顔が戻り、「なんだ、すべてわたしの妻への態度が原因だったんだ」と理解するようになったのです。

自分のためにも家族を大事にする

家族は仲がいいほうがいいですし、夫婦も仲がいいほうがいいに決まってます。

家族がうまく回りだし、少しずつ前に進んでいる感じがするんです。

わたしには家族が大事だったので、家族を優先することにしました。

ただこの時点で仕事を優先するとか、自分を優先してしまうとやはり家族は空回りしてしまうように思います。

仕事が大事でも自分が大事でも、家族を優先すれば結果的に仕事を大事にでき、自分を大事にすることができるんです。

わたしは自分の思うように仕事がしたいですし、自分を大切にしたいと思っています。

だからこそ妻をサポートする自分がいるということです。

ABOUT ME
としぶん
妻と子供二人で生活している旦那。 会社を退職し、躁うつ病の妻をサポートしながらフリーランスとして働いています。主任ケアマネ、社会福祉士、介護福祉士の経験を活かして、現在はライティングやコンテンツ作成、WEB集客コンサルとして活躍しています。 妻には悪いけど、ストレスを抱えていることが多くある。 うまく吐き出すためにこのブログを始めました!
関連記事